白の幻影

ある日の夜、それは唐突に視界に飛び込んだ。
今まで自分には霊感がないと思っていた・・・、でも、それはそこにいた。

金縛りは何度か経験がある。
大抵、疲れていて寝つきが悪い時に決まって起きる。
一瞬眠りについて、目が覚める。そんな状態が続くときは要注意。
大抵、くる。。。

その日もそうだった。

とにかく寝付けない。眠りについたと思ったら、ふっと意識が戻る。
正直、またか・・・って感じだ。

「今度こそ、寝るぞ。明日も仕事なんだよ！疲れてるはずだろ！？」

だんだん苛立ちが生じてくる。

ようやく眠りについたと思ったその時・・・、
「動かねぇ・・・、結局これかよ。」
いつも通りの展開にうんざりしながら目を開いた次の瞬間、目の前にそれはいた。

それはまるで俺をあざ笑うかのように口元がつり上がった顔の様に見えた。
擬音で例えるなら、「ニタリ」といったところか。

「・・・・・」
言葉は出ない。金縛りだからなのか、あまりの事態にパニックに陥ったからなのかはわからない。

時間としては数秒後、視界が鮮明になり、白い影の正体が明らかに。。。

正体は、『カーテンの隙間から差し込むただの外光』でした・・・ｗ
光にびびってしまうとは、情けない＞＜
差し込んだ光が部屋の角で、たまたまV字型になっていたせいもあるんですよ・・・、たぶん＾＾；

最近、本気でビビった出来事でしたとさｗ

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